○生命の神秘

盆休み中
ベランダにハトの巣
3日ほど前は何も無かった場所で
植木鉢と植木鉢の隙間
小枝できれいな巣が作られている

おまけに
綺麗な卵もあり

長男を呼んでみる

「ベランダにハトが巣を作って卵を産んだぞ」
「えー どこどこ?」と長男
「小枝でうまく巣を作るもんだなぁ、卵も綺麗だなぁ」

ちょっと観察
うずらの卵より大きい、ちょっと先端がすぼまった長い形
ツヤツヤとした白い色で結構綺麗
「すべすべしてるね」
卵を産んで親鳥が暖めていずれヒナになるんだという経緯を
かいつまんで説明
子供もかなり興味を持った模様
小さな白い卵に生物の繁殖の神秘を感じてみる

「良く見てみ」
「うん」
卵と巣を見つめる目は興味深々
「良く見た?」
「うん」

「はい、じゃぁ このごみ袋に入れて!」
「え!? どうするの?」
「捨てるの」
「…」

人間は他のすべての生き物の犠牲の上になりたっているのである
ということを面倒臭いけど説明してみる

「早くこのゴミ袋入れて」
微妙に迷いつつもしぶしぶゴミ袋に入れる長男
「お父さん触りたくないから、さっさとその小枝も全部袋に入れて」
「巣も捨てるの?」
「そう、ゴミだから」

ガキの面倒に家事、そしてカブトの世話に植木の水遣り
加えてハトのフン掃除までやっとれんちゅーの
ヒナになってから捨てたんじゃ、ちょっとエグいし…
ということであっさり清掃終了

「今度、卵産んだらゆで卵にして食ってみようか?」
「うん そうだね」

長男も人間の罪深さを認識したようである

そういえば、俺なんかガキの頃
田舎親戚のおじさんの家に遊びに行くと
「生まれた子猫を河原に埋め行く」のにつき合わされたな
俺が子猫が見れるように、俺が遊びに行くまで埋めないで待ってくれてんの

「ほーら可愛いだろう」
などと言いながら、手のひらで子猫を可愛がっていたおじさんが
無造作に河原に穴を掘ったかと思うと
ポンポンと子猫を放り込んで埋めちまいやんの
子供心に最初は衝撃だったけど
すぐ慣れちまって、恒例のイベントと化していたな…

俺は同じことをしているのか!?

コメント

nophoto
GIL
2006年8月23日14:45

わざわざ子猫を穴するところを見せなくても・・・^^;
おいらガキのころ、カマキリ捕まえて、カマキリに生きたバッタあげてたら、親父にめちゃくちゃ怒られた記憶がある。
親父的には、生き物を平然と食わせてる(殺してる)おいらが許せなかったのだと思う。
今思うと、親父の気持ちもわからんでもないかな。
子供のうちから、殺生を見るのはどうなのかな〜。いずれ知ることなんだけどね。

hazzi-
hazzi-
2006年8月23日15:30

俺の親父は逆に
ザリガニ釣りにいって
生きたカエルをひん剥いてエサにするのを躊躇する俺が無理やりやらされた記憶があるわ
カエルのケツから息を吹き込んで破裂させるのも…

今思うと考えあってのことだったと思うんだけど
正解ってないよねぇ

バッタは食わせたことあるある
そんなことをする一方でアゲハ蝶を卵から成虫まで大事に育てたり矛盾することをやっていたなぁ

nophoto
GIL
2006年8月23日18:04

オイラもアゲハ蝶卵から育てるのやったわw
ザリガニつりは、捕まえたザリガニで小さいやつをひん剥いてえさにしたりしたよw
蝶を育てたりする反面、誰にも教わらないのに、バッタ食わせたり、生きているザリガニひん剥いてザリガニつりのえさにしたりと・・・我ながら子供のころの自分の善悪の判断基準が良くわからんw
それにしても、長男は正直者のようですね。まだ平然とうそがつけないようで。まあ歳相応だと思いますが。
うちの長男は、平然とうそをつくことを覚えたようで・・・。
母親の今日一日なにやってた?の質問に平然と宿題やっていたと答えていた。w
実際にはやっていないので、やったところ見せろの一言で撃沈するのだがw
ばれない範囲のうそをつくというスキルはまだ身につけていないらしい。

こころ
こころ
2006年8月23日22:34

失礼します。
書いていることは、時代や対象が違うだけで、例の記事と同じなのに、何故こんなにさわやかなんでしょう?
不思議です。

hazzi-
hazzi-
2006年8月24日12:10

新聞でも取り上げられ始めましたねぇー

nophoto
GIL
2006年8月24日12:28

まあいろんな考え方があるのは当然でしょうね。
オイラは、自分で手を下すのが生理的に苦手です。
ただそれだけです。
でもそんなおいらも子供のころは、ザリガニひん剥いたりカマキリにバッタ食わせたりしてたんだよね。
人間なんてこんなもんでしょう。いくら道徳的なこと言ったって神さまじゃないんだから。

唯
唯レイコ
2006年8月26日23:58

hazziさんがこれで良いと思っていらっしゃるようなので宗教と同じで何を言っても無駄だなことですが、おじ様がなさった行為は虐待ですね。甥と猫に対して。

hazzi-
hazzi-
2006年8月28日9:53

30年近く昔の出来事で
唐揚を食べようなんて時には飼っている鶏を絞めて
食べちゃうような田舎の話なので現在の感覚とはかけ離れているかも

子猫に対しては間違いなく虐待(つーか虐殺)ですね

甥に対して虐待だったかどうか!?
命の重みとか、他の生き物に対してあまりにも大きな力を持つ人間として要求される責任とかを学んだような気がしたりしなかったり
今となっては叔父の意図を確認することはできませんが
結果として虐待にはならなかったような気がします

少なくとも
30年近く前の子猫の命の重みと現在の子猫の命の重みを比較すると
現在のほうが遥かに重くなっていますね

作家の子猫殺しがらみについて、ブログ上の意見を読むに
自分の小動物の命に対する認識というか、倫理観というかそういうものが
世間一般と比較して相対的に軽くみているのかもしれない
ということを認識しました

ついでに粘着すると
人の意見には影響されます
そのためにコメント欄を有効にしていますし
リンクを張っているブログは読んでいます
唯レイコ氏の愛犬家という立場からの“虐待”という結論だと思います
「無駄」じゃないですヨ

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