2006/03/27

2006年3月28日
○引き続き活字の整理

活字の整理はバイトさんの協力もあり
どうやら終了
結局丸3日

今年度の仕事のなかで
活字がキッチリケースに収まった瞬間は
一番達成感があった業務だったも うーむ

活版印刷で活字を拾う作業を『文選』と言うそうな
活字を拾う人のことを『文選工』
ジョバンニはこの文選工だったわけだ

自分が整理した活字もかつて
「面倒臭ぇーなー」なんて思いながら
誰かがちくちく拾ってたんだろうか?

拾った活字をギャレイという枠に並べて
(だから今でも印刷原稿のことをゲラと言うのだ!)
誤字、脱字が無いかチェックして
インクをのせてやっと印刷

大変だねぇ ホント
それでも古の手書の時代よりは遥かに効率的なんだろうけど
誰でもかれでもインクジェットで印刷したり
印刷すらせずにPC画面上で万人に文字情報を公開できる現在と比較するとね

個人の日記なんぞおいそれと印刷できないわけで
自分がこの3日ほど格闘した活字は
どんなヤツが拾ってたんだろうか?
そして、どんな文章を繰ってきたんだろうか?

寅さんの「タコ社長」もそうだったなどと思って調べてみると
85年の第35作で
オフセットの機械を入れたとの会話があるそうだ
小企業の象徴のようなタコ社長の会社がオフセットを入れたぐらいだから
この年代くらいに活版印刷はほぼ絶滅してしまったのかなぁ?

すると自分が子供のころはまだまだ活版で印刷された印刷物を
手に取って読んでいたのか

ふーん

ついでにトリビア
活字に鉛が含まれているため『鉛害』に注意が必要なんだと
和文は文選が強烈に煩雑なため『植字工』『文選工』で役割を分担したんだと

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