2005/01/29

2005年1月29日 読書
ISBN:4163663703 単行本 佐木 隆三 文藝春秋 2004/10/26 ¥1,800





○ひさびさに読書をしてみた

小学校の社会科見学で製鉄所に行ったことがある。

ドロドロに溶けた真っ赤な鉄が溶鉱炉から出てくるところや、まだ赤い鋼の固まりが火花を伴いながら圧延されていく光景に本当に感動して圧倒されコーフンした記憶がある。正直映画観たりするより何倍も感動した。

なんて思い出があったので週刊文春の書評でこの本を知り読んでみた。

内容は明治の日本の近代製鉄の黎明期から始まる製鉄の歴史に、このおじさんの個人史を織り込んだもの。戦後の復興期の製鉄史がはしょられてるのが残念だったけどなかなかの佳作。製鉄所の職人であまりもネ申の領域に近づいた人は「宿老」として定年無しで永遠に雇用される制度があったんだと、今では無いそうだが。

自分のじいさん&ひいじいさんの世代以上には頭あがらんな、開国して50年かそこらでロシアと戦争して勝って、アメリカと戦争して負けて地獄を見て、焼け野原からの復興でしょ。とりあえず不満があっても今の暮らしができるのも先人のおかげなわけだ。

ということで自分のじいさんばあさんにも感謝。
でも、たのむからボケないでくれ!

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